ニューヨーク州弁護士 山口真由さんの仕事服&1日のスケジュールを公開! 配色美人な先輩10人の現場スタイル。
先輩インタビュー
夏ファッション
春ファッション
理想の仕事服は、シーンに合っていて、信頼感を感じる、ひとつ差のつく大人っぽい雰囲気。「きちんとキレイ」に働く先輩が、ここぞ!の仕事でどんな配色を選んだか、潜入取材してきました!
ニューヨーク州弁護士 山口真由さん(34歳)
1983年、北海道生まれ。東京大学を主席で卒業後、財務省へ。アメリカ留学を経て、現在は大学院へ通いながら研究者を目ざしている。著書『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』(扶桑社)をはじめ、執筆やTV出演など幅広く活躍。
ある日の仕事服
上半身がメインのTV番組では、トップスに明るい色をもってきて顔写りが華やかに見えるようにしています。『マッキントッシュ フィロソフィ』の花柄スカートは、ルームシェアしている妹と共有のアイテムです(笑)。
「派手な色=個性、と頑なだった20代の頃」
「もともと私は、職場では好ましくないとされるハッキリとした原色の服が好きでした。財務省に勤務しているときも弁護士事務所に所属しているときも、服装について上司から指摘されることが多かったのですが、『これが私のスタイルなので』と。自分を曲げないことが意志のある強い女性だと思っていたのかもしれません。でも、弁護士時代に、とある顧客の方に『あなたはきちんとお話すればしっかりした方だということがわかるけど、見た目で損をしているね』と言われて。目からウロコが落ちた瞬間でした。自分らしいと思ってしていたことが相手に先入観を与えて、結果、リアルな自分を見てもらうことへのハードルが上がっていたなんて、と気づき、それから着る服の選び方が変化。洋服の色にばかり気を取られてしまうことのないよう、フラットでクリーンな白を意識して着るようになりました。」
真っ赤な洋服
こういう真っ赤な洋服を、仕事の場面でも普通に着ていました。クライアントに軽く扱われたり仕事以外の誘いが増えたり、損をしていたなと思います。
相手の目線を優先することを大事にするように
「『自分の話を聞いてもらえない!』と憤っていた20代の私は幼かったなと。自分は無個性なのでは、と怯える気持ちもあって、色で個性を主張していたのかもしれません。華やかな色や柄は個人的に変わらず好きではありますが、相手に話を届けるまでが自分の責任と考えられるようになった今は、仕事の場面では『自分の好き』より相手の目線を優先することを大事にするようになりました」
上半身がメインのTV番組では、トップスに明るい色をもってきて顔写りが華やかに見えるようにしています。『マッキントッシュ フィロソフィ』の花柄スカートは、ルームシェアしている妹と共有のアイテムです(笑)。